千葉大学医学部の特徴・入試情報について

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全国に多数存在する医学部。
医学部によって特徴や入試の形態は様々です。

今回は関東に存在する国公立、千葉大学の医学部について紹介します。

基本情報・特徴

所在地

千葉大学医学部は、千葉県千葉市中央区にキャンパスを構えます。

最寄り駅は以下の2箇所で、そこから大学まではバスで向かいます。

①JR利用の場合 東京駅からJR総武快速線で約40分乗車したところにある「千葉駅」
②京成電鉄利用の場合 京成上野駅から京成線で約50分乗車した(京成津田沼駅を経由)ところにある「京成千葉駅」

バスは、JR千葉駅東口正面7番のバス乗り場から「千葉大学病院」行きまたは「南矢作」行きバスに乗車したところにある「千葉大医学部入口」(所要時間は約15分)すぐに亥鼻キャンパスはあります。

千葉市は千葉県の中央部に位置し、日本の首都である東京都心や成田国際空港・東京国際空港から約25~35km圏内にある東京湾に面した千葉県で最大の都市です。

また市内を走る千葉モノレールは、「タウンライナー」の愛称で親しまれ、市の基幹となる交通機関としての役割を担っています。
懸垂型モノレールとしては世界一の長さです。
タウンライナーの路線の中で一番高いところは、ビルの8階とほぼ同じ高さのため眺めもよく、晴れた日には、富士山なども望むことができます。

また貝塚の町としても知られ、現在、加曽利貝塚をはじめ、国指定史跡として5つの貝塚が指定されており、多くの人類の歴史の足跡が刻まれています。

学修環境

千葉大学医学部は、基礎医学と臨床医学の2つの医学が統合された「治療学」の研究や、「治療学研究者」の育成に力を入れています。

そのためのカリキュラムの1つとして、1年次から薬学部や看護学部の学生とともに学ぶIPE(2017年度より工学部の学生も参加)少人数によるテュートリアル教育などがあり、これらを始めとする実践的、かつ、きめ細やかな教育体制を整えています。

「普遍教育科目」と「専門教育科目」で構成されたカリキュラムによって、学生は卒業時に、以下の3つの学習成果の達成を目指します。

1)医学的知識・技能を理論と根拠に基づいて応用し、適切な判断と医療が実践でき、生涯にわたり自らの能力を向上させることができる。

2)医療制度を適切に活用し、社会および医療チームの中で医師としての役割を果たし、患者中心の医療を実践できる。

3)科学的情報を批判的に吟味し、新しい発見と創造のための論理的思考と研究を行える。

また、2020年度から入学する全学部学生を対象に、在学中の「海外留学原則必修化」が決まっており、これは医学教育の国際化に対する学生の視野を広げるためであり、海外(アメリカ・韓国・タイ・ドイツ等)の10以上の医学部・大学病院と大学間・学部間交流協定を結んでいます。

この制度として例えば、学生が医療チームの一員として実際の診療に参加し、より実践的な臨床能力を身に付けることが出来るプログラムや、基礎研究・臨床研究留学などがあり、数多くの留学を在学中に挑戦することが可能なため、多くの学生が医療施設や研究室で学ぶことが出来ます。

施設環境は、千葉大亥鼻イノベーションプラザ、医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センターが特徴的でしょう。

千葉大亥鼻イノベーションプラザは、日本で初めて、経済産業省内の組織によって医療系キャンパス内における「インキュベーション施設」として2007年に設置されました。
このことによって、先端医療の開発や研究基盤が整備されました。

医学研究院附属クリニカル・スキルズ・センターは、初歩から高度専門医療に対応する多くのシミュレータを揃えており、国内においても有数の規模を誇る施設です。

診療の現場で必要となる、診察や医療技術を模擬患者やシミュレータを利用して安全にそして何度もトレーニングすることが可能です。
そのためここでは、4年生は臨床現場に出る前に基本的な技術を、臨床実習中の5~6年生はより難しい技術ののトレーニングを行うことが出来ます。

医師国家試験の合格率は、97.6%(全国医学部80校中16位)と高い実績を誇っています。

進学先は、千葉大学病院、その他の大学病院・病院など医療機関への進学が9割以上であり、大抵の学生は医師として就職しています。

学費

○初年度学費 ¥924,960(入学金¥282,000 授業料¥642,960 )
○2年~6年 ¥642,960
◎6年間合計 ¥4,139,760

千葉大学医学部に限ったことではありませんが、国公立大学では学部に関わらず学費は一律であることが多いため、私立大医学部と比較すると比べ物にならないほど安いです。

奨学金制度としては、日本学生支援機構各奨学団体があり、どちらも条件により、貸与・給付の2種類があります。
また、入学料・授業料免除制度があります。

さらに他には、千葉県が医大生の方を対象に、将来、千葉県で医師として働いていただくことを目的とした修学資金貸付制度を行っております。

詳しくは以下のURLをご確認ください。

・「奨学金制度」

https://www.chiba-u.ac.jp/campus-life/payment/scholarship.html

・「入学料・授業料免除制度」

https://www.chiba-u.ac.jp/campus-life/payment/exemption.html

・「千葉県医師修学資金貸付制度」https://www.pref.chiba.lg.jp/iryou/ishi/ishikakuho/gakusei/kashitsuke.html

サポート体制

千葉大学医学部では将来的に「医学研究をよりしていきたい」と考えている方に対してのプログラムを以下のように用意しております。

研究医養成プログラム

現在、減少傾向にある研究医の養成が、医療の質を維持するための課題となっており、そのために、医学研究の基礎を学び、研究に取り組む学生を育成しています。

ここでは、2008年度より6年一貫の「スカラーシップ・プログラム」を導入し、配属先の研究室での研究やカンファレンス等に参加したり、各自の研究テーマを決めて研究を行い、発表や論文作成等を行ったりするなど、研究医を目指す学生のために6年を通じたカリキュラムを用意しています。

総合内科(研究指向型)医師の養成プログラム

基礎医学研究を積極的に行いたい方に向けたプログラムです。

初期臨床研修や各臨床専門医などの資格を取得する前の早いタイミングから、そのような方が深く研究することへの支援が目的です。

上記で述べた研究医養成とも連携し、「研究指向型」の医師を養成します。

学部生、卒業後や初期臨床研修後からなどあらゆる時期から対応しており、また、臨床医として経験を積みながら、臨床の疑問や問題点に基づいた基礎医学研究を進めたい方も応援しています。

入試情報

千葉大学の入試(二次試験)は2月下旬に行われます。

選抜試験は、共通テスト(5教科7科目)と個別試験(数学、理科、外国語、面接)の二段階で行われます。

共通テストの配点は450点/1450点とウエイトとして小さいため、万一共通テストで失敗しても二次試験での得点力があれば挽回することもできます。

入試科目については以下から確認できます。

https://www.chiba-u.ac.jp/exam/gakubu/annai_boshu.html

入試問題の傾向としては、全体的に「論理的な思考」が要求されます。

具体的には、数学・理科(物理・化学・生物)では、毎年記述問題が出題され、計算過程や「どのように結果・正解に辿り着いたのか」第三者から見ても理解できるような「論理的思考」が要求されます。
そのため過去問で学習する際には、「なぜこの解答に辿り着いたのか」という思考のプロセスを十分に確認するようにしましょう。

英語では内容が重めの長文読解が3問出題されますが、時間の制限がある中で一言一句「精読」するよりも、ここで重要なのは大枠を掴むいわゆる「パラグラフリーディング」です。
段落ごとに簡単に要約を残しておき、各設問がどこの段落に該当する問題であるかを判断してから、細かく正確に読み進めるという流れが一番効率的でしょう。

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