難易度が高い医学部受験において、各科目の対策を知っておくことは非常に大切です。

本コラムでは、「医学部合格のために必要な英語対策って何?」という疑問を解消していきます。

医学部合格に向けた学習スケジュールを設定するために、まずは英語対策について理解を深めてくださいね。

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医学部受験の英語の特徴

アガルートメディカルの寺島よしき講師が、医学部受験を突破する英語対策のポイントについて動画で解説しています。

こちらもぜひご覧ください。


一般的な大学との違い

前提条件として、英語対策は受験する学部によって大きく異なることはありません。

つまり、医学部受験においても他学部を受験するときと同様の英語対策が求められています。

合格に必要な英語力を身につけるという点においては全学部の受験において共通です。

他学部を受験するときとの唯一の違いは、医学部受験において求められる英語力が非常に高いということです。

医学部受験に求められる英語力の目安は「偏差値65以上」なので、他学部を受験するときよりも徹底的に時間をかけて英語対策を行う必要があります。

具体的な勉強法として注意したいのは、医学部ならではの英単語や知識を身に付けることを優先する必要はありません。

医学部受験の突破という目標を達成するためには、前述したように「基本的な英語対策を徹底的に行う」ことが最優先事項です。

病名や臓器名の英単語や病気に関する知識を覚えることが必要と感じるかもしれませんが、それらの特殊な英単語や知識は、医学部受験の合否にかかわりません。

医学部受験ならではの問題も一部出題されますが、英語力そのものを問われる問題が圧倒的な配点比率を占めています。

そのため医学部受験を突破するためには、まずは純粋な英語力を鍛えることで偏差値65を突破することを目指しましょう。

出題傾向

国公立大医学部または私立大医学部のいずれを受験するかにより変わります。

国公立大医学部の出題傾向を一言で表すと「書けなければならない」です。

個別学力検査においては記述式問題が主に出題されるため、英文和訳・和文英訳や英作文といった記述力が問われます。

国公立大医学部を目指す場合、共通テスト対策に加えて記述試験対策を重点的に行う必要があります。

一方、私立大医学部ではマークシート方式の問題が主に出題されます。

志望大学の過去問を使ったマークシート方式の問題演習を重ねることで、各大学の特徴をつかんでおくことが大切です。

医学部受験における英語の勉強法と対策

医学部受験に耐えうる英語力を養うためには、基礎をしっかり固めることが非常に重要です。


具体的な勉強法については下記にまとめておきましたので、参考にしてみてください。

また、勉強法とともに大切なのが、志望校の絞り込みです。


医学部合格のためには、英語にだけ集中して勉強するわけにはいかず、数学や理科など他の科目との勉強時間の配分も考える必要があります。

また国公立大学の場合は、共通テストの社会や国語についても取りこぼしができません。

大学によって出題傾向や配点が大幅に異なるので、早めに志望校を絞り込んで対策を立てるのが近道です。

単語・熟語の勉強法と対策

まずは一つの単語集を繰り返し使い、掲載されている単語を全て覚えてください。

単語集は、学校で使用しているもので構いません。

学校で行われる小テストなどをうまく利用することも効率的です。

おそろかにしがちなのが英熟語の習得です。

単語だけ覚えていても、長文読解力がなかなか上がらないことがありますので、熟語もしっかり身につけましょう。

文法の勉強法と対策

長文を速く正しく読むためには、文法の理解が欠かせません。

私立大学では「整序・正誤問題」の出題も多く、文法を正確に理解し使いこなせるまで訓練する必要があります。

英単語と同様、学校で使用する網羅的な文法書レベルで良いので、まずは1冊を徹底的にやり込むことが大切です。

繰り返し解いて、穴となる分野を無くしましょう。

長文読解の勉強法と対策

医学部に限ったことではありませんが入試英語の長文は、国公立・私立を問わず一般的に長いです。

制限時間内に長文を読み込んで解答するためには、長文を短時間で読み込む訓練が必要です。

まずは精読(じっくり読む)することです。

また、意外に欠かせないのが国語力、文章力の訓練です。

医学部で出題される長文の中には、英語の長文を読んで解答を数百字レベルの日本語で記載させるタイプの問題も増えてきています。

英作文の勉強法と対策

特に国公立大学で出題が多くなっています。

単語や文法の基礎ができたら、まずは短い英作文から手をつけてみましょう。

英作文は、自分ではなかなかできているかどうかがわかりにくい分野です。

問題を解いたら学校や予備校の先生などに添削してもらうのがおすすめです。

医学部受験に向けた英語のおすすめ学習スケジュール

4月から学習をスタートする

一般的な現役受験生は部活を引退した9月頃から本格的な受験対策をスタートさせます。

9月からの約20週間で合格に必要な学力レベルに到達するスケジュールを組み立てて受験対策を行うのが一般的です。

しかし、医学部受験に求められる英語力は非常に高く、合格するための準備期間に20週間は心もとないと言えます。

それでも9月から受験対策をスタートする医学部受験生が多いため、医学部受験では浪人生の割合が高くなっています。

現役で医学部合格を目指すには、高3の4月から動き出すことがベストです。

部活との両立をしながら学習を続けることが、医学部受験突破のための理想のスケジュールです。

8月までにインプットを完璧にする

知識があっても得点に結びつかない原因のひとつは、アウトプットの実践不足が考えられます。

夏以降にインプットに時間を費やすと、知識を得点に結びつけるアウトプット力をつける時間がなくなってしまいます。

十分にアウトプットする時間を確保するためには、9月以降を志望大学の過去問演習などのアウトプットに充てるようにしましょう。

4月から学習をスタートすることで、8月末までにインプットを終わらせることが第一目標です。

英単語、英熟語、文法といったインプットを完璧にしておくことで、9月以降に得点力を高めていく時間を確保してください。

医学部受験の英語勉強法・対策まとめ

本コラムでは、医学部受験を突破するための英語対策について紹介しました。

医学部受験に必要な英語対策の特徴をいくつか紹介しましたが、ポイントは以下の通りです。

・王道ルートの英語対策を行い、高いレベルの英語力を身に付ける

・高3になってすぐに受験対策をスタートさせ、アウトプットの時間を十分とる

偏差値の高い医学部も、堅実で地道な英語対策を通して合格に近付くことは十分に可能です。

本コラムを参考に、医学部受験突破に向けて早速アクションを取ってみてくださいね。

関連コラム:医学部受験には高1から受験勉強は必要?どんな勉強法でしたらよいか解説

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この記事の監修者 寺島よしき講師

医学部入試英語のスペシャリスト。翻訳家。大手出版社の解答作成を行う。専門は英語教授法。

大手予備校で全国生配信授業を長年担当。スマホ予備校にて生放送授業を長年担当。

「9割とれる!英語の発音・アクセント攻略法」(KADOKAWA)他著書多数。

毎年、全国各地で講演会を行う。

FMヨコハマ(84.7MHz)をはじめ、ラジオ出演多数。

20年間にわたり、数多くの学生を医学部に送り出している。

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