【現役医師が語る】医学部受験に失敗・・浪人のつらい経験を越え合格した話
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このコラムは、浪人経験を持つ現役医師が、浪人をつらいと感じている受験生に向けて、浪人を乗り越えて合格する為のポイントをお伝えしています。
私は医学部受験に一度失敗しました。
現役の時の模試の成績では合格レベルに達していなかったのですが、強気で出願して、見事に惨敗しました。
現役生はあと伸びすると言われていましたが、現実には合格レベルには到達できていなかったのです。
でも、何とかしなければなりません。
同じように医学部受験に失敗して浪人がつらいと感じている方に、私がどうやって這い上がって合格したかをお伝えしたいと思います。
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医学部受験の浪人はつらい
合格発表の時、自分の受験番号がないのを見たとき、悔しかったですね。
何回見ても私の番号はありませんでした。何回見ても。
そして、私の隣の番号もなかったので、その人も落ちたのか……と思ったことを記憶しています。
幸い親には一浪まではOKといわれていたので再チャレンジの機会を得られたのですが、「一浪まで」ですから後がない状況でした。
私の高校の同級生は、結構現役で志望校に合格していたので、ほとんど同じ高校の知り合いで浪人仲間がいなかったんです。
それに、私が受験した大学の他の学部に合格した同級生たちが何人もいて、それも何だか悔しかったのです。
ああ、もう1年大学受験の勉強をしなければならない、同級生たちは大学生なのに、と思いました。
受験勉強を頑張ってきたけど、合格には及ばなかった、大学生にはなれなかった、という思いで、浪人中はしばらくつらい日々を過ごしました。
考えて出した結論は、今までの自分ではダメだということでした。
浪人のつらい経験を乗り越えて合格したポイント
つらい浪人を乗り越えて、合格したポイントは以下の5点だと考えています。
失敗はギアチェンジのチャンス
不合格はショックですが、このままずるずると同じやり方で勉強していてはいけない、と自分の姿勢を振り返る大きなチャンスでもあります。
科目ごとの勉強の時間配分が正しかったか、どの問題集をどれだけやればいいか、間違えた問題にどう取り組むかなど反省する必要があります。
例えば、私は日本史が好きだったので勉強時間を日本史に割きすぎていました。
もっと数学や理科など、点数配分の大きな科目に時間を割くべきでした。
ですから、好きな日本史は数学や理科の勉強の合間に気分転換にすることにしました。
また、私は自分の間違えたところを見直すのにどうしても甘くなりがちでした。
間違えた問題はしばらく時間をおいてもう一度やり直してみるなど、間違えた問題をできるようにするためにもっとこだわるべきでした。
生活リズムを整えた(特に睡眠の確保)
現役の時は夜遅くまで起きて勉強することもしょっちゅうありました。
定期考査の時は一夜漬けをしたことが何度もあります。
でも、夜更かしをした翌日は、眠くて結局どこかのタイミングで居眠りをするなど非効率だったと思います。
浪人してからは、日付が変わる前に就寝することにしました。
それでも日中、どうしても眠い時は20分程度昼寝をしました。
眠い目をこすりながらよりも、脳がしっかり覚醒した状態で勉強すると効率が良いように思います。
食事のリズムもなるべく一定にしました。朝・昼・夜、なるべく決まった時間にきちんと食べるようにしました。
先生に質問をしてわからない点をそのままにしないようにした
高校生までの私は人見知りで、あまり親しくない人に自分から話しかけるのは苦手でした。
ですから、学校でも塾でも先生に自分から質問するというのはとても苦手だったのです。
でも、自分がわからないことや間違えたこと、あやふやなことをそのままにしておくのは良くないと思い、浪人してからはなるべく先生に質問をするようにしました。
これは、先ほど説明した「ギアチェンジ」の一環でもあります。
今までの自分とは別の自分になるのです。すべては合格のために。
やりたくなかったことから復習した
できれば必要な科目の主要単元をひととおり復習するのが良いでしょう。
その時、あえて、自分が「やりたくないこと」から先にやります。
後回しにしたくなるような「やりたくないこと」はたいていの場合「苦手なこと」なのです。
これもギアチェンジの一環で、今までの自分と変わるためには、今までやりたくなかったことに手を付ける必要があります。
逆に得意なことはさらっと流します。
メリハリをつけて時間と労力を使うのが良いと思います。
過去問や想定問題を繰り返しやった
復習がひととおり終わったころから、過去問や想定問題(模試など)をできるだけ入手し、時間を計って本番の試験のように繰り返しやりました。
私の現役の時はこれを繰り返しやる時間的余裕がありませんでした。
試験の時間配分や形式に慣れることは大事です。
間違えた問題は、後でもう一度解けるようになったか確認しておきましょう。
意外と同じ問題で何度も間違えるものです。
自分が解けなかった問題を解けるようにするプロセスが勉強なのです。
一浪の時の合格発表で自分の受験番号を見たときは、前と同じように何回も受験票と合格発表の番号を見直しました。
「あった」思わずガッツポーズをしてしまいました。
あまりにもうれしくて、わざわざ大学まで行って合格発表の掲示板のところで写真を撮ってきたくらいです。
入学してみると、一浪や二浪、再入学組もいて、現役は半分くらいだったと思います。
みんな仲良く大学生活をエンジョイしました。
ちなみに、私が現役の時に隣の席で不合格だった人も私と同じく一浪で合格していて、大学で再会しました。
まとめ
不合格はショックですが、そこから自分の勉強方法を改め、見直していくことで、劇的にレベルアップできるチャンスでもあります。
現役生はあと伸びするとか浪人生は伸びないとか、そんな思い込みを捨てて、真摯に勉強に取り組むしかないのではないでしょうか。
私は大学受験不合格を機にギアチェンジしました。
また、医学部に入ってしまえば浪人生活の苦労は自分の糧になったと思えますし、現役も浪人も再入学組も私の同級生はみなそれぞれの道で活躍しています。
皆さんももし、浪人することになったとしても心配はいりません。
そこからどう巻き返すかが大事です。目標に向けて頑張ってくださいね。
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京都大学医学部卒業
京都大学大学院医学研究科博士課程修了
医師・医学博士
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医
米国外科学会フェロー(FACS)
大学・看護学校の教員としての勤務歴や、医学部受験生を対象にした指導歴など
幅広い指導経験を持つ
若手医師などからの質問を随時引き受け、
大手医療メディアで回答を公開している。