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医学部受験における過去問の使い方

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入試において多くの受験生が躓くポイントが過去問の使い方です。

医学部受験では、人によっては複数の学校を受ける人もいるため、過去問の使い方は工夫する必要があります。
この記事では現役医学部生が自身の体験をもとにしつつ、過去問の活用法について解説します。

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過去問の種類

過去問というと赤本を思い浮かべる人が多いと思いますが、赤本以外にも過去問を得る方法はあります。
それぞれのメリットについてみていきましょう。

赤本

言わずもがな知られている過去問の本です。
価格の低さに定評があります。
一方で、大学によっては収録年数が少なかったり、解答しか掲載されていないものもあります。
執筆者は高校教員が多く、解説は少ないながらも分かりやすいです。

青本(みすず学苑出版)

みすず学苑中央教育研究所が出している過去問集です。
主に私立医学部に対応しています。
収録年数も10年分と豊富で解説も丁寧です。
赤本に比べて少し高価ですが、その分薄く持ち運びに便利です。

ネット媒体

過去問を手に入れる手段は本だけではありません。
各予備校やブログサイトに掲載されている過去問の電子データも有効です。
試しに一年分解いてみたいなどと言った場合には便利でしょう。
なかでも東進過去問データベースパスナビは大学の網羅性が高く、筆者も受験生の時使っていました。

過去問演習の意味

まず過去問演習を始める前に過去問演習をする意味について考える必要があります。

大きく分けて二つあります。

1.入試本番の形式に慣れる(シミュレーション)
2.日々の学習で理解足りていない分野や弱点を探す(フィードバック)

の二つです。

1.入試本番の形式に慣れる(シミュレーション)

医学部入試では他学部に比べて問題の出題方法が独特です。
医学知識や医療問題に絡めた問題の出題がされることもあります。
そのような時には問題を解くために必要なことはなにかを読み取る力が必要になります。
このような力は普段の学習では身に付けることが難しいため過去問を活用します。
また記号式、短答式、記述式など大学によって出題の形式は様々であり大学別にどのような勉強をすべきかを見極めることもできます。

日ごろリラックスした状態で問題集を解くときの点数と、入試本番緊張した状態で問題を解くのでは点数に大きく差があるでしょう。
自分が持っている実力を本番で精一杯発揮するために本番と同じ緊張感で過去問演習に取り組むトレーニングが大切になります。

2.日々の学習で理解足りていない分野や弱点を探す(フィードバック)

過去問演習は日々の学習が志望校合格に必要十分かを確認する役割もあります。これは模試なども同じです。

過去問演習において最も大事なことは点数ではなく自己分析です。
各教科において、自分が出来なかった分野や自分がミスしやすい傾向をまとめることによって、日頃の学習に苦手分野を強化するような勉強を盛り込んだりできます。
覚えた気になっていた知識なども、聞き方によっては間違えるということも起こるかもしれません。
そのような場合は単なる知識としてではなく理解する、というように日ごろの学習における意識なども改善することが出来ます。

過去問の使い方

ここからは本題の過去問の使い方について解説していきます。

時期

過去問演習を始める時期ですが一次試験(共通テスト)後でよいでしょう。

周りの人のなかには、夏休みが終わったくらいから過去問演習を始める人がいるかもしれませんが、それは限られた一部の人です。
やってはいけないことは周りのペースに合わせて自分の学習のペースを決めてしまうことです。
インプットした知識が十分でないままアウトプットの過去問演習を行うと、知識の定着率が低下してしまうので気を付けましょう。

余裕がある場合は一次試験対策(共通テスト対策)を始める前に自分の二次力を試すという意味で数年分チャレンジしてみるというのも良いでしょう。

年数や解く順序について

まずは赤本に収録されている年数分を全て解ききることが出来れば十分でしょう。
目安は5年分です。

第一志望の大学や絶対に合格しておきたい大学であれば10年分ほど解いておくとよいでしょう。
正直最低限の演習以上の優先順位は個人個人でかなり異なります。
志望校の優先順位や時間的余裕を考慮して判断しましょう。
年度をさかのぼりすぎると、学習課程が違ったり問題数が極端に少なかったりと参考にならないこともあるので注意しましょう。

繰り返しになりますが、過去問演習は日ごろの学習の成果を判断するために使う、という意識を持っておくことが重要です。
たしかに捉え方によっては過去問は「問題集」的側面があるということもできますが、網羅性はかなり低いでしょう。
過去問演習を通じてある分野の定着率が悪いことが分かったら、日ごろ使っている問題集で知識の穴を埋めるというサイクルを保っておくことが大切です。

過去問を解くときの工夫

ここでは過去問を使うときのちょっとしたコツを紹介します。

過去問集は裁断して持ち運ぼう

直前期になると、普段使っている問題集に加えて過去問集も持ち運ぶことになると思います。

複数の大学の過去問を持ち運ぶとなるとそれだけで一苦労ですね。

そんな時に有効なのが「裁断」です。
赤本を年度ごとにカッターなどで切り分けます。
そうするとかなり薄くなるので持ち運びがしやすくなります。
また、演習をする際も見開きで使いやすくなるので書き込みをするときに非常に便利です。

過去問はコピーしない

直前期になると分厚い赤本をもってコンビニのコピー機で過去問を印刷する学生を何人も見かけます。
僕から伝えたい注意点は赤本を使って印刷をするのは時間がもったいないということです。
問題のpdf自体はインターネットにアップロードされており無料でダウンロードできます。
赤本を使って過去問を印刷すると砂嵐が入り込んだり見切れたりしてやり直す手間もありますし、分厚い本を一枚ずつめくらなければならないという手間もかかります。
対してpdfを使う場合、ボタン一つで印刷できることに加えレイアウトも自由に変更出来るなど自由度が高いです。
直前期で一分一秒無駄にしたくないときだからこそ時間の短縮術を積極的に使いましょう。

とにかく演習したいと思ったら…

二次試験直前期では過去問演習がメインの学習となるため、単願の人や受験する学校が少ない人は市販の過去問では足りなくなってしまうこともあると思います。
そのような時には予想問題を解いてもよいですが、インターネット上の予想問題は粗悪なものもあるため、過去問を遡ることが個人的にはオススメです。
最新版の過去問集を解ききってしまった場合にはメルカリやヤフオクなどの中古品仲介サイトで自分が持っていない年度を探すのが良いでしょう。
売り手は大学生の場合が多く適正価格で取引されているため安心です。

最後に

受験勉強における過去問演習の位置づけは人それぞれですが、最低限気を付けなければならないポイントを見てきました。
まずはインプットとアウトプットを明確に区別して学習することが大切であるということを押さえておきましょう。

この記事を読んでいる受験生は入試本番まで残りわずかな人も多いと思いますが最後まで頑張ってください。

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