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推薦で医学部に!2021年入試変更点を押さえて賢く合格するポイント

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2021年入試から大学入試制度が大きく変わります。
一般選抜のみならず推薦入試にも大きな変化があるので、仕組みをおさえましょう。

国公私を問わず、総合型選抜(旧AO入試)及び推薦入試には知能・技能を問う試験を課すことが義務付けられました。
特別選抜をA.学校推薦型選抜、B.総合型選抜、C.内部進学の3つに分けて、それぞれについて見ていきましょう。

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A.学校推薦型選抜

2021年入試から名称が変更になりました。
従来の推薦入試にあたるのが学校推薦型入試です。
受験生の過去の実績を重視する入試方法だとされています。

募集要項

出願時期は一般選抜よりも早いです。
時期の目安としては11月1日以降に出願が開始され、合格発表は12月以降となります。

高校からの推薦状が必要となります。
その他、概ね以下の条件を満たす者のみが出願できます。

学業成績の要件

学校推薦型選抜では高校3年間の成績が重視されます。
調査書の学習成績概評は基本的にA以上が求められます。
これは評定平均が5.0〜4.3であることを表します。
特に学校長から優秀と認められるとAとされ、これが出願条件に求められることもあります。

履修科目

入学後の学業に支障がないよう、中高で指定の科目を履修している必要があります。

課外活動など

学業のみならず、課外活動などにも積極的に参加していることが求められます。

年齢

高校卒業見込み生対象のものが多いですが、現役生に限らず既卒生でも出願できる大学もあります。

地域条件

募集枠によっては居住地、出身高校の地域などに制限があります。
併願不可で1校のみの出願であることが多いです。
また、合格した場合は必ず入学することが条件なのが一般的です。

選抜方法

学校推薦型入試の選抜は大学によりますが、書類選考、小論文、面接試験、学力試験、大学入学共通テストを基準に行われることが多いです。

書類選考

調査書に記載された成績のほか、普段の学習態度、遅刻欠席などの生活態度も見られます。
その他自己評価書や学校長による推薦書も評価の対象です。
後述する地域枠では特に志願理由書が重視されます。

面接試験、グループ討論、小論文など

これは医学部入試の一般選抜と同様、志望理由や高校での活動実績、医師への適性などが問われます。

大学入学共通テスト

入試制度の改革により、特別選抜でも学力試験が課されるようになりました。
大学入学共通テストの点数が選考の基準とされることも多いです。

推薦入試の種類

基本的に学校推薦型選抜は指定校制推薦入試公募制推薦入試の2つに分けられます。
いずれも学校長の推薦が必要です。

指定校制推薦入試

過去の入学実績をもとに選ばれた大学指定の高校の学生に向けた制度です。
7月〜10月頃に行われる校内選考に通って推薦枠に入れば、高い確率で合格できます。
聖マリアンナ医科大学医学部や北里大学医学部を始め、多くの私立大学医学部での募集があります。
自分の高校が指定校になっているか、高校で募集要項を確認しましょう。
1校あたりの推薦人数に制限があるので、そもそも校内推薦が通るかが合格の分かれ目になっています。

公募制推薦入試

高校の推薦基準と大学の募集要項を満たせば、出身高校に関わらず出願できます。
成績要件が重視される一般推薦のほか、大学の求める学生像によって特別推薦という制度があります。
大学によって名称や制度は異なりますが、一例として幾つか紹介します。

他学部ではスポーツ、文化活動、課外活動、資格、社会活動、一芸一能入試などがありますが、医学部推薦入試はまた傾向が異なります。

英語資格検定試験(英検、TOEFL、TOEIC 、IELTS など)の好成績取得者、科学オリンピックなどに参加し好成績を収めた者のほか、医学部に特有なものとして以下の制度が挙げられます。

地域枠

医師不足が深刻とされる僻地や離島の医療に従事することが要件となります。
在学中の奨学金の貸与が紐づいている場合もあります。
出身地、出身高校の所在地、居住地などに制限があります。

緊急医師確保枠

地域枠と趣旨は同様ですが、出身地などの条件によらず、大学所在地域の医療に貢献する強い意志があれば出願できる枠があります。

指定診療科枠

産科、小児科、救急科など医師不足が深刻と指定された診療科に従事することが要件となります。

研究型人材入試 

筑波大学医学群では、「研究型人材入試」という研究医養成のためのプログラムが行われています。

B.総合型選抜

総合型選抜は従来のAO入試にあたる制度で、自己推薦による入試です。
従来の学力試験では計れなかった受験生の人間性、将来性に重きを置いた選抜方法とされています。
学校推薦型選抜のうち、公募制推薦入試と制度としては重なるところがあります。

学校推薦型選抜と比べると、医学部での実施は少ないですが、募集要項を満たしていれば検討する価値があるでしょう。

募集要項

時期の目安としては、9月1日以降出願が開始されますが、選考の実施時期は9月〜2月とまちまちです。
事前の登録や面談、説明会への参加が求められる場合もあるので、出願を考えるのであれば早目に募集要項を確認しましょう。
合格発表までにかかる選考期間も1〜2ヶ月と長いのが特徴です。

出願要件は概ね先に述べた学校型推薦選抜と共通しています。

選抜方法

学力面においては、知識のほか、思考力、判断力や主体性が求められます。
さらに面接試験などを通じて大学の求める学生像に合った学生が選抜されます。アドミッションポリシーをよく確認しましょう。

大学入学共通テストの成績をもとに第一次選考が行われることもあります。

書類選考

どのような高校生活を送ってきたかを、生徒会活動、課外活動、大会やボランティア活動、資格、検定などを中心に評価されます。
高校の推薦状は不要ですが、評価書や自己推薦書の提出が求められます。

面接試験、グループ討論、小論文など

医師への適性、コミュニケーション能力、学習意欲を総合的に判断されます。
グループディスカッションではさらにリーダーシップや協調性が求められます。

学校推薦型選抜と同様、一般枠の他、地域枠があり、その場合は僻地医療体験や課題小論文といった入学前課題が出される場合もあります。

一般選抜との併願は可能ですが、合格した場合入学辞退を許可されない限り、他の国公立大学には入学許可されませんので注意が必要です。

C.内部進学

エスカレーター式に小学校、中学校、高等学校、そして大学へと内部進学するという手もあります。
附属校から医学部に進学できる制度をまとめました。

推薦枠は限られるので、医学部内部進学のためには高校でトップの成績を狙う必要があります。
調査書のほか、適正試験、基礎学力試験、面接試験で選抜が行われます。

慶應義塾大学医学部

慶應義塾高等学校
慶應義塾志木高等学校
慶應義塾女子高等学校
慶應義塾湘南藤沢高等部
慶應義塾大学ニューヨーク学院

各学校から40名程度が慶應義塾大学医学部に内部進学しています。

東邦大学医学部

駒場東邦高等学校
東邦大学付属東邦高等学校

付属校制の推薦入試として、25名程度が選抜されます。

帝京大学医学部

帝京大学高等学校
帝京大学系属帝京高等学校
帝京八王子高等学校

若干名学内推薦制度が設けられています。

東海大学医学部

東海大学付属相模高等学校を始めとする全国各地の付属高等学校から東海大学医学部への内部進学が可能です。

日本大学医学部

日本大学高等学校、日本大学豊山高等学校など付属校から基礎学力選抜を経て付属推薦制度を利用することができます。

獨協医科大学医学部

獨協高等学校
獨協埼玉高等学校

推薦基準を満たした数名が試験を経て医学部に進学しています。

川崎医科大学医学部

川崎医科大学附属高等学校

川崎医科大学進学のために設立された医学部進学高校であり、2019年度の推薦入試受験者23人に対して19人もが合格しています。

近畿大学医学部

近畿大学附属高等学校

医薬コースから附属特別推薦入学が可能です。

福岡大学医学部

福岡大学附属大濠高等学校

5名ほどが附属推薦で医学部に進学しています。

他にもある推薦入試

その他、大学によって推薦入試の区分けが異なるもの、枠に当てはまらない制度をまとめました。

卒業生子女枠

卒業生は大学の理念を十分理解している良き医療者です。
その姿を間近で見てきた卒業生子女には、伝統を継承し発展させていくことが期待されています。
母校愛、建学の精神が重視されます。

出願資格としては、同学医学部の卒業生(または医学生)がいる場合のみ受験できます。
2親等までに制限されていることが多いです。
また、法的血族については条件があります。

適性試験、基礎学力試験、面接試験によって選考されます。
募集要項に高校の評定平均の縛りがないことが多いのも特徴です。

実施されている大学としては以下の4校が挙げられます。

・東京女子医科大学医学部「至誠と愛推薦」
・日本大学医学部「校友子女選抜」
・東邦大学医学部「同窓生子女入試」
・金沢医科大学医学部「卒業生子女入試」

国際バカロレア(IB)入試

単体で募集されることも、学校推薦型選抜や総合型選抜に含まれることもあります。

国際バカロレア(IB)は、世界共通の大学入試資格です。
この制度を利用した入試制度も広がりを見せています。
大学にもよりますが、IBスコアの提出、履修科目の指定、英語資格、学力試験(大学入学共通テスト及び個別学力試験)、小論文、面接試験が課されます。
国公立大学、私立大学を問わず、多くの医学部で導入されています。
今後ますます認定校が増えていく中で、募集人数も増えていくでしょう。

このように、従来高度な学力が重視されてきた医学部受験にも徐々に変革が訪れつつあります。
一般選抜のみならず様々な制度が設けられるようになってきました。
勉強面だけではなく様々な方面での才能を持つ学生の活躍が期待できるでしょう。

受験する学生としても、自分の実績が認められるチャンスとして、受験機会を増やせるのは大きなメリットです。

是非とも活用して合格を勝ち取りましょう。

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