医学部受験の一般入試で参考書や問題集を活用する受験生は多いですが、小論文の対策も忘れてはなりません。

医学部受験では医師になる素質や適性があるかどうかを見極める意味で、多くの大学が小論文を試験に導入しています。

「小論文対策の方法がわからない」

「小論文対策に役立つ参考書や問題集を知りたい」

そう思っている受験生のために、本コラムで医学部受験の小論文対策に活用できる参考書・問題集を6選紹介します。

選び方のポイントも解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

医学部受験の小論文参考書・問題集のおすすめ6選

それではさっそく医学部受験の小論文対策に役立つ参考書や問題集を確認していきましょう。

• 世界一わかりやすい医学部小論文・面接の特別講座
• 書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20
• 医学部の小論文
• 小論文これだけ！医療・看護編
• 医系小論文 最頻出論点20
• 私立大学医学部小論文入試問題模範文例集 (2024年度)

世界一わかりやすい医学部小論文・面接の特別講座

「世界一わかりやすい医学部小論文・面接の特別講座」は小論文で最重要といわれている15のテーマを扱っている参考書です。

医学部受験専門予備校の老舗、進学塾ビッグバンで小論文・面接科の主任を務め、さらにリモートでも受験生に小論文や面接指導を行っている芝高太郎氏が手掛けています。

本書では医学部小論文で求められること、構成の基本や応用、正確に表現するためのポイントがわかりやすく解説されています。

「課題文型問題」「テーマ型問題」「特殊型」など、問題のパターンごとの解説も集約。医学部専門予備校が蓄積したデータとノウハウを駆使した一冊となっています。

書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20

「書き方のコツがよくわかる 医系小論文 頻出テーマ20」はKADOKAWAから出版されている参考書です。

全20のテーマで構成されており、定番のテーマはもちろんのこと「医師の働き方改革」「AIと医療」など、最新のテーマも網羅されています。

また最終のテーマ20では、世界的に大きな影響を及ぼした新型コロナウイルスについても掲載。

テーマごとにわかりやすい解説があり、より深い理解を得られるでしょう。

すべてのテーマにおいて「合格まであと一歩の解答例」「合格点が獲得できる解答例」の2例が掲載されており、解答を改善するためのコツも習得できます。

医学部の小論文

「医学部の小論文」は河合出版が手掛けている参考書です。

必ずおさえておきたい基本のテーマから、出題頻度の高いテーマまで幅広く収録。

小論文のテーマに対する解答例が記載されているだけではなく、採点基準が示されているため、どうすれば得点アップにつながるかがわかりやすくなっています。

10問の演習問題により、実践的な小論文スキルも身に付きます。

また、医学部小論文のNG解答例が紹介されている点もポイントです。NG解答例を参考に、自分の解答と比べながら改善点を見い出せるでしょう。

小論文これだけ！医療・看護編

「小論文これだけ！医療・看護編」は東洋経済新報社から出版されている参考書です。

小論文試験の多い医学部や看護学部受験生を対象に、先端医療やターミナルケア、看護のあり方、高齢者介護などの内容が詳しく解説されています。

複数の章で構成されており、第1章では「書き方編」として小論文の基本、小論文における8つの大原則、課題分のつかない問題の書き方・つく問題の書き方などを集約。小論文の書き方が一から身に付くでしょう。

第2章ではテーマごとに書き方のポイントが記載されているため、さらに理解を深めたい受験生におすすめの一冊です。

医系小論文 最頻出論点20

教学社から出版されている「医系小論文 最頻出論点20」は、出題頻度の高いテーマが凝縮された参考書です。

テーマを20に絞り、問題の背景知識やキーワード、課題などをわかりやすく解説。小論文作成で必要な専門知識や用語を効率よく習得できるでしょう。

見出しごとに重要ポイントが目立つように記載されており、得点アップのコツを掴むのにも役立ちます。

ページ数は176ページと分厚すぎない適度なボリューム感。小論文対策に割く時間がなく、要点だけでも把握しておきたい受験生にもおすすめです。

私立大学医学部小論文入試問題模範文例集 (2024年度)

「私立大学医学部小論文入試問題模範文例集」はみすず学苑中央教育研究所から出版されている問題集です。

入試問題検討委員会による医学部小論文をまとめたもので、過去10年間の私大医学部入試問題を網羅。私立大学の医学部を目指す受験生におすすめの一冊です。

慶応義塾大学や日本大学医学部などの難関大学を含む全16校の私立大学の小論文の過去問が掲載されています。

各問題には模範文例も添えられており、自身の小論文の改善点も見つけやすいでしょう。

医学部受験における小論文の参考書・問題集の選び方のポイント

医学部受験における小論文の参考書や問題集はどのような点に注意すべきなのでしょうか。以下では、参考書や問題集の選び方のポイントを解説します。

目的に合った参考書を選ぶ

医学部受験の小論文の参考書は自分の目的に合ったものを選びましょう。

「小論文の書き方の基本を学びたい」

「小論文で出題頻度の高いテーマを知りたい」

「問題演習を繰り返したい」

人によって知りたいポイントや対策方法は異なります。同時に小論文の参考書や問題集も基本から学べるものや、演習問題が充実しているものなどさまざまです。

まずは小論文の参考書や問題集を使って、自分がどのような対策をしておきたいか明確にするのがポイントです。

また、志望大学の過去問が記載されている参考書も対策に役立つでしょう。

実例が詳しく記載されている参考書を選ぶ

実例が詳しく記載されている参考書を選ぶことも大切です。

実際の小論文の書き方、医療用語の解説など詳しく記載されている参考書を選びましょう。

また、解答例について解説されていることはもちろん、採点基準やおさえるべきポイントがあるものが尚良しといえます。

解説を読みながら、自身の小論文の改善点に気付けるものがおすすめです。

医学部受験の小論文参考書・問題集のおすすめまとめ

本コラムでは医学部受験の小論文参考書・問題集のおすすめを6選紹介しました。

医学部受験では大半の大学が小論文試験を導入しています。一般試験対策だけではなく、小論文の対策も受験当日までに行っておきましょう。

小論文の基本をはじめ、出題頻度の高い問題が掲載されているもの、演習問題が充実しているものなどさまざまです。

自分が講じておきたい対策をまとめておき、適した参考書・問題集を選ぶようにしましょう。

医学部受験の小論文対策にはアガルートメディカルを活用することもおすすめです。

映像授業とコーチングによる医学部受験突破をサポートしているアガルートメディカルでは、小論文対策のアドバイスも行っています。

気になる方は資料請求から始めてみてください。