「文系でも看護系の大学に行けるの?」

看護系大学というと理系のイメージを持つ方もいるでしょう。

確かに理系科目もありますが、文系科目だけでも看護系大学に入学できます。

このコラムでは文系科目で行ける看護各部を紹介します。

文系を選択したけど、看護系大学を検討されている方はぜひ参考にしてください。

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科目によっては文系でも看護学部へ行ける!

文系でも看護系大学に行くことは可能です。

ただし選択肢は限られます。

文系から行くなら国公立大学は選択できない

文系科目だけで受験すると国公立大学は選択できません。

なぜなら国公立の場合は、共通テストで理科が2科目必須になるからです。

また数学が数Ⅰ・Aと数Ⅱ・Bが必須となってしまいます。そのため文系から看護系大学に行くなら、私立大学のみが選択肢となります。

では私立大学の受験だと、どの科目が必要になるのでしょうか。

私立大学の看護学部でも理系科目が必要な場合もある

ただし私立大学でも理系科目がないと受験できない大学があります。

たとえば慶応義塾大学の看護医療学部では、英語と小論文が必須科目で、選択科目が数学、化学、生物のいずれか1科目です。

多くの私立大学の看護学部では数学・化学・生物のいずれかが必要になります。

私立大学の看護学部でも文系科目だけで受験できる

私立大学の看護学部の中には、文系科目だけで受験できる場合があります。

たとえば北海道医療大学では、必須科目が外国語、選択科目が国語・数学から1科目、日本史・政経・理科から1科目となります。

文系科目だけで受験する場合は、英語は必須で、国語や社会が選択科目です。

共通テスト入試の場合は文系科目だけで受験できる幅が増える

看護学部には、共通テスト入試を利用することで受験できる場合もあります。

たとえば順天堂大学ですと、一般試験ですと数学または理科の理系科目が必要です。

しかし共通テストC方式ですと、選択科目が地歴・公民・数学・理科から2科目を選べばよいとされています。

つまり地歴・公民を選ぶことで受験をすることもできるのです。

一般試験だけでなく、共通テスト入試の科目を見ると文系科目だけで受験できる看護学部は増えます。

生物ができれば選択肢がかなり広がる

文系科目だけでも看護系大学を受験できますが、かなり選択肢が狭まります。

ですのでおすすめは生物だけ学んでおくことです。

生物を学んでおくと、受験できる大学の選択肢が増えるだけでなく、入学した後の大学での勉強が円滑に進みます。

看護学部で学ぶ科目は、生物を学んでおくと、理解しやすいものが多いです。生物を学んでおけば、受験の選択肢を増やし、入学後の勉強がスムーズに進むでしょう。

文系でも行ける看護学部とは?

ここでは文系科目だけでも受験できる看護学部を4つ紹介します。

紹介する大学は以下の4つです。

医療創生大学
足利大学
国際医療福祉大学
日本保健医療大学

一つひとつ紹介します。

医療創生大学

医療創生大学は、福島県にある大学で看護学部と国際看護学部の2つの学部があります。

国際看護学部は2021年に創設予定のため対策を立てられません。受験するのであれば、看護学部が良いでしょう。

必須科目が英語、選択科目が国語または数学から1科目から選べばよいので、文系科目だけで受験することができます。

足利大学

足利大学は栃木県にある大学で一般試験または共通テスト利用入試があります。

共通テスト利用入試ですと、理系科目を受けなければなりません。文系科目のみで受験するのであれば、一般試験で受けましょう。

必須科目は外国語と面接、選択科目は国語・数学・生物から1科目ですので、理系科目なしで受験できます。

国際医療福祉大学

国際医療福祉大学は、栃木県にある大学です。

国際医療福祉大学の場合は、一般選別でも共通テスト利用入試でも文系科目のみでの受験ができます。一般選別だと必須科目が学国語と小論文、選択科目は国語・地歴・数Ⅰ/A・理科から1科目のみです。

共通テスト利用入試だと必須科目が英語、選択科目は国語・世界史B・日本史B・数学Ⅰ/A・数学Ⅱ/B・物理・生物・化学から2科目で受験ができます。

日本保健医療大学

日本保健医療大学は、埼玉県にある大学で保健医療学部内に看護学科があります。日本保健医療大学を文系科目のみで受験する場合は、一般選別のみです。

共通テスト利用入試だと、選択科目に理系を必ず選ばなければなりません。

一般選別では、国語・数学・理科・英語から2科目を選ぶだけですので、文系科目のみで受験できます。一般選別と共通テスト利用入試で受験科目が異なります。

文系科目のみで受験するのであれば、一般選別と共通テスト利用入試の両方を確認しておきましょう。

文系が看護学部に進むメリットと求められる力

文系から看護学部に入学すると不利と考えてしまう人もいるでしょう。たしかに入試においては文系ですと、受験できる大学限られます。

しかし文系から看護学部に入学するメリットもあります。

ここでは、文系から看護学部に行くメリットを紹介します。

また文系から看護学部に入学した後に準備しなければならないことも紹介しますので、これから受験する人は参考にしてみてください。

文系から看護学部にいくメリットとは?

文系から看護学部に入学すると2つのメリットがあります。

1つ目のメリットは読解力です。

看護系大学に進むと指定図書や様々な科目の教科書を読む機会が増えます。そのため読解力があれば、学生生活を楽に過ごせます。また学年が進むにつれて卒業論文にも関わります。

卒業論文を読む際には読解力が不可欠ですので、文系出身者はとてもメリットです。

2つ目のメリットは文章力です。

看護系大学だと授業の課題でレポートが劇的に増えます。

多い場合は1週間にレポートを5本以上書くこともあります。レポートを書く機会が増えるので、文系出身者はメリットと言えます。

文系から看護学部にいく2つのメリットを紹介しました。

ただし文系から看護学部にいくと理系科目を勉強しないため、入学前に準備しておくことがあります。

入学前に準備しなければならないこととは?

文系科目で受験に合格したら、入学前に準備しておくべきことがあります。

それが生物です。

というのも看護学生1年目の科目に生物にかかわる科目が多いからです。看護学部に入学すると、必修科目に生物学・解剖学・生理学・微生物学があります。生物を事前に勉強していると、理解しやすい科目です。

そのため文系から看護学部に合格したら、入学前に生物の勉強しておくのがおすすめです。

「大学に入学してから勉強して間に合わないの?」と疑問に思う人もいるでしょう。看護学部に入学すると、必修科目以外に看護に関する勉強や看護技術も合わせ学ばなければなりません。

入学後に看護や必修科目を勉強しながら、生物を勉強するのは難しいと言えます。

文系から看護学部に入学するなら、事前に生物を勉強しておくと、大学の授業を理解しやすくなるでしょう。

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