医学部を再受験するにあたって、その大学が再受験に寛容かどうかは大変気になるポイントです。

この記事では、信州大学医学部が再受験に寛容かどうかをチェックしたうえで、再受験合格に向けた施策を整理します。

さまざまな角度から受験に関するデータを理解して、再受験合格に向けた準備を進めましょう。

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信州大学医学部は再受験に寛容なのか

「信州大学医学部は再受験に寛容なのか?」まずはこの疑問を解決しましょう。

結論として、信州大学医学部は再受験に「とても寛容」といえます。

医学部の再受験への寛容さを示すデータとして、以下2つの数値をチェックしてみるとよいでしょう。

・合格者に対しての再受験者率が高い

・受験者に対しての再受験者率が高い

いずれの数値においても、信州大学医学部は高い数値を示しています。

つまり、同大学医学部は再受験に寛容な医学部であると結論づけることができます。

次章より、それぞれのデータを細かく分析していきましょう。

信州大学が再受験に寛容といえる理由①

信州大学医学部が再受験に寛容な理由を知るため、まずは合格者の年齢データを整理しておきましょう。

信州大学医学部の年齢別合格者数

年度 18歳 19歳 20歳 21歳 22歳以上
R5 40 35 8 5 12 100
R4 47 31 6 1 14 99
R3 37 35 14 7 8 101
R2 39 36 10 4 12 101
H31 35 39 19 6 7 106

表から読み取れる近年の傾向として、幅広い年齢層の合格者が出ていることが挙げられます。

合格者全体に占める「22歳以上」合格者、すなわち社会人経験後や大学卒業後の再受験者の割合も高く、H31年度~令和3年度で平均値が約8.8%です。

H30年度における全医学部の平均値が約7.3%であることからも、継続的にそれ以上の数値を残す同大学医学部は、再受験に寛容な状態があるといえます。

参考:令和5年度入試男⼥別年齢別合格率

参考:令和4年度入試男⼥別年齢別合格率

参考:令和3年度入試男⼥別年齢別合格率

信州大学が再受験に寛容といえる理由②

別の角度から再受験に寛容な理由を知るため、続いては受験者の年齢データを確認していきます。

受験者に対して再受験者率が継続的に高いということは、再受験者が合格をつかむチャンスがそれだけ高いことが知られているといえます。

信州大学医学部の年齢別受験者数

年度 18歳 19歳 20歳 21歳 22歳以上
R5 131 70 27 21 58 307
R4 144 73 27 12 59 315
R3 135 92 30 21 45 323
R2 140 81 23 13 53 310
H31 169 110 53 21 91 444

全受験者に占める再受験者(22歳以上受験者)率はH31年度では約20.5%、その後右肩下がりではあるもののR2年度で約17.1%、R3年度で約13.9%を示しています。

同じく再受験に寛容とされる琉球大学のR3年度における同数値が約11.3%であることからも、信州大学が再受験者にとって合格を狙いやすい医学部を持っていることが、うかがえます。

信州大学の入試情報

本章では信州大学医学部の入試情報から、入試の特徴や注意点を整理していきます。

偏差値65.0-67.5
入試の実質倍率(R3年度一般選抜[前期日程])再受験者:5.6倍
全体:3.2倍
試験科目(共通テスト)国語100、社会50、数学100、理科100、英語100、
計450点
試験科目(個別試験)数学150、理科150、英語150、面接・調査書150、
計600点

同大学医学部の偏差値は65.0-67.5と、国公立大学医学部の中では平均的なレベルに位置付けています。

試験の特徴としては、第1段階選抜は倍率が4.0倍を超えた場合に実施されます。

また、試験科目の特徴として、各科目の配点比重に偏りがないためバランスよく対策が必要になる点が挙げられます。

R3年度受験者の合格最低点は、共通テストで349.2点となっており、得点率に換算すると77.6%です。

個別試験の合格最低点も434.3点で、得点率72.4%程度です。

合格には高い得点率が求められるため、いずれの試験においても各科目での最低限の得点力をつけることが最優先と考えられます。

信州大学に再受験で合格するポイント

最後に、再受験で信州大学医学部に合格するためのポイントを紹介します。

それぞれのポイントを意識して、受験対策を進めていきましょう。

共通テスト「国語・社会」を含むバランス型の試験対策

上述したように、同大学医学部の合格者における共通テストの最低得点率は77.6%です。

ここで特筆すべきは、受験者平均得点率が約81.2%(365.5点/450点満点)と、合格最低点を大きく上回っているという点です。

つまり、受験者の大半は共通テストにおいて80%以上の得点率を残していることが理解できます。

450点満点の80%は360点のため、配点が計150点の国語・社会の対策を捨てることはややリスクがあると考えられます。

再受験者が現役生と戦うためには、得意科目だけでなく配点の少ない科目への対策を意識する必要があるといえるでしょう。

個別試験で活躍する科目を2つ用意する

個別試験について再度確認しておくと、合格最低点434.3点は得点率換算で72.4%程度となっています。

余裕をもって得点率目標を立てるとすると、面接・調査書を除いた3科目の得点率75%程度が妥当でしょう。

最後の受験から時間が経過している再受験者にとっては、2科目で85%、残り1科目で60%以上の得点を目指すといったイメージが取り組みやすいかもしれません。

得意科目を2つ作りつつ、全科目を平均的なレベルに押し上げるスタイルの受験対策が再受験者にオススメです。

面接対策:これまでの経験と求める学生像との紐づけが必須

信州大学の入学者選抜要項には、医学部に求められる学生像が記載されています。

筆記試験では知ることができない受験者の人物像などが面接で問われることを考えると、求められる学生像の要素を把握しておくことが面接対策になると考えられます。

自分がその人物像に合致している根拠を、これまでの社会人経験や他学部での学びと紐づけて説明できることが再受験者のメリットとなるでしょう。

早い段階で求められる要素を把握し、日常生活で意識することで自ずと面接での説明能力が向上すると考えられます。

関連コラム:医学部の再受験に寛容な大学は?判断するポイントも解説

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この記事の監修者 山崎 敬太

山崎 敬太

筑波大学人間学群心理学類 卒業。

大学卒業後、英語講師として、難関大・医学部・看護学部・看護学校の志望者計300名以上に指導経験をもつ。

その後、小中高生向けキャリア教育事業の施設長として、生徒やご家族へ進路の相談援助を実施。

現在は医学部・看護学部・看護学校受験向けメディアのライターとしても活動中。

医学部や看護学部・看護学校の受験生に向けて、役立つ入試情報等を発信。