医学部受験対策として欠かせないもののひとつに、面接対策があります。

面接官との受け答えも大切ですが、面接時の服装についても知識を得て対策することが重要です。

本コラムでは、現役生や浪人生、再受験者それぞれにとってふさわしい面接時の服装について男女別に確認していきます。

医学部受験対策の一環として、面接への早めの準備に役立てましょう。

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医学部受験の面接における服装の重要性

まずは医学部受験の面接における服装の重要性を理解しましょう。

医学部受験の面接は約5〜15分という所要時間が設定されているところが多いです。

就職・転職活動における面接は約30〜60分であることをふまえると、医学部受験の面接は非常に短い時間で判断がなされることが分かります。

面接官からの質問への回答内容も重要ではありますが、短時間の中での限られた質問数では受験者間でそれほど大きな差が出づらい場合もあります。

そのぶん、面接官の判断に大きなインパクトを与えることになるのが、受験者一人ひとりの「見た目の印象」です。

面接における受験者の第一印象は、服装や身だしなみがベースになって作られます。

そのため、医学部受験の面接における服装の重要性は、非常に高いと考えられます。

面接にふさわしい服装

本章では、医学部受験の面接にふさわしい服装を確認します。

ポイントとなるのは、面接は「フォーマル」な場であるということです。

現役生、浪人生・再受験者それぞれ男女別でチェックしていきましょう。

現役生の場合(男性)

学校指定の制服がある場合

学校指定の制服がある場合は、制服を着用するのがベストです。

制服着用に関する校則をチェックして、校則を守って着用するようにしておけば安心して面接に臨めます。

着崩すことなく着用することで、清潔感があって真面目な印象を与えることができます。

注意したいのは、袖丈やすそ丈が合っているかどうかです。

面接直前で慌てなくてすむように、自分の体にフィットした着こなしを意識しておきましょう。

学校指定の制服がない場合

学校指定の制服がない場合は、スーツを着用することをおすすめします。

ワイシャツは白色で、スーツは黒色や濃紺、ダークグレーといった落ち着いた色のビジネススーツを選びましょう。

ネクタイは暗めの青色を選べば、真面目な印象を与えやすいのでおすすめです。

普段ネクタイを使っていない人は、面接当日までにネクタイを自分で結べるように練習しておきましょう。

現役生の場合(女性)

学校指定の制服がある場合

女性も学校指定の制服があれば、校則に従って制服を着用しましょう。

制服を着用する女性が特に意識しておきたいのはスカート丈です。

起立の姿勢でひざが隠れる程度のスカート丈になるよう調整しておきましょう。

短すぎるスカート丈は、面接官へ不誠実な印象を与えるだけでなく、自分自身も面接の受け答えに集中できなくなる可能性があります。

面接本番を意識して、日頃から清潔感のある服装を心掛けるのがおすすめです。

学校指定の制服がない

学校指定の制服がない場合、女性もスーツの着用がおすすめです。

コーディネートも基本的には男性と同様、落ち着いていて真面目な印象になるように意識してください。

ワイシャツは白色で、スーツは黒色や濃紺、ダークグレーなどの暗めの色が無難です。

着用する機会がなかなかない人が多いため、面接練習の際に着用するようにしておくことがおすすめです。

面接当日に違和感を持たない程度に着用したスーツを用意しておくようにしてください。

浪人生・再受験者の場合(男性)

制服がない現役生と同様、スーツを着用するようにしましょう。

普段からスーツを着用している再受験者であれば、面接という公式の場にふさわしいスーツを着用すれば問題ありません。

浪人生の場合は、面接練習の段階からスーツを着用しておくことがおすすめです。

浪人生・再受験者ともに、濃紺やダークグレーのビジネススーツを用意しておきましょう。

スーツを着用するときに特に意識したいのは、ネクタイをきれいに結べるように練習しておくことです。

ネクタイが曲がっていたり不自然な形をしていたりすると、フォーマルな場にふさわしくない印象を与えてしまいます。

ネクタイの結び方は意識的に練習するようにしましょう。

浪人生・再受験者の場合(女性)

女性の浪人生・再受験者も、スーツを着用するようにしましょう。

ビジネスの場に慣れている再受験者であれば、普段通りのビジネススーツを着用することがおすすめです。

男性と同様、濃紺やダークグレーのスーツを選ぶのが無難です。

あまりスーツを着ない再受験者や浪人生の場合、現役生と同様、練習段階からスーツを着用する癖をつけておくことをおすすめします。

スーツに着慣れておくことで、良い印象を与えることができるだけでなく、集中して面接に臨むことができます。

面接にふさわしい髪型

続いては、医学部受験の面接にふさわしい髪型について整理します。

見た目で好印象を与えられる髪型を、男女別で確認していきましょう。

男性の場合

男性は髪を染めず、黒色や暗めの色で面接に臨みましょう。

現役生や浪人生の場合は、特に黒色にしておくことをおすすめします。

髪型として無難なのは、目にかからず襟足が肩につかない程度の短髪です。

できるだけ清潔感があり、誠実な印象になる髪型にしておくことが好印象につながります。

自分に合った短髪の髪型を知っておくことも、面接対策のひとつと言えます。

また、面接当日は寝ぐせがつかないように気を付けましょう。

面接会場に向かう前、そして会場到着後には必ず鏡で髪型をチェックしてください。

万が一強い寝ぐせが出ても対応できるよう、寝ぐせ直しグッズを準備しておくことをおすすめします。

女性

女性の場合、髪色が見た目の印象に与える影響は非常に大きいと言えます。

男性と同様で、黒色または暗めの色にしておきましょう。

髪型はショートヘアでもロングヘアでも問題ありません。

ただし、髪が肩にかかるより長い場合は、うまくまとめられるようにしておきましょう。

ロングヘアの場合は後ろでひとまとめにしておくことがおすすめです。

また、前髪は目にかからないようにまとめておけば、面接中に前髪に気を取られることもありません。

髪はすっきりとまとめておくことで、清潔感のある印象を与えやすくなります。

面接にふさわしい靴・鞄

面接中に服装や髪型と同じくらい見られているのが、靴や鞄です。

本章では、医学部受験の面接にふさわしい靴や鞄を、男女別で確認していきます。

男性の場合


制服であれスーツであれ、靴は革靴がおすすめです。

フォーマルな場にふさわしいのは、スーツと同様で黒色です。

全体の色合いのバランスなどを見たときに不自然でなければ、茶色の革靴でも問題ありません。


鞄についても、スーツや靴にも合っていて、フォーマルな場にふさわしい黒色がおすすめです。

鞄は革製でなくても問題ありません。

大切なのは、面接中にしっかりと自立した状態を保ってくれる構造であるかどうかです。

鞄は椅子の横に置くケースが多いので、面接前にうまく置くことができなかったり、面接中に倒れてきたりすることがないような構造のものを選びましょう。

女性の場合


女性の靴は、黒色の革靴またはパンプスがおすすめです。

ヒールは低めにしておくことで、当日のアクシデントのリスクを減らすことができます。

また、革靴やパンプスを履きなれていない人は、面接練習に合わせて履くようにしておくことをおすすめします。

革靴やパンプスでも不自然な歩き方にならない程度に履きなれておくのが目安です。

女性の鞄については、黒色のビジネスバッグを選んでおけば無難です。

黒色であれば普段使いの鞄でも問題ありませんが、汚れていたりほつれがあったりするものは避けましょう。

また男性の場合と同様、面接中にしっかりと立てておける構造の鞄がおすすめです。

その他、面接の身だしなみで気をつけること

最後に、医学部受験の面接において気を付けたい身だしなみを整理します。

いずれも「医学部生としてふさわしいかどうか」を基準に考えるようにしましょう。

爪は長すぎない程度に切っておきましょう。

また女性の場合、普段ネイルをしていたりマニキュアを塗っていたりする人がいるかもしれませんが、どちらも面接時は落としておくことをおすすめします。

医学部受験の面接では、医学部生になる覚悟があるかが問われています。

できるだけ誠実な印象を持ってもらえるよう、清潔感のある爪にしておくことが大切です。

メイク

現役生であれば、メイクはしないほうが良いでしょう。

「高校生はメイクをしない」というのが一般的なイメージである以上、面接官も受験生にそのイメージを持っていると考えられます。

そのため、イメージどおりの姿で臨むことをおすすめします。

一方で、浪人生や再受験者の場合はメイクをしても問題ありません。

ただし、面接というフォーマルな場にふさわしいように、そして医学部生としての誠実さが伝わるようなメイクにすることが大切です。

結論としては、メイクをする場合は「薄め」にすることがおすすめです。

ひげ

現役生であれ浪人生・再受験者であれ、ひげはきちんと剃っておくようにしましょう。

ひげが濃い人は、当日の朝にもきちんと剃ることが重要です。

無精ひげが生えていると、誠実さを欠く印象を与えてしまいます。

口周りに加え、あご周りのひげもしっかりチェックしておくようにしましょう。

他のポイントと同様で、医学部生としての覚悟を伝えられるように日頃から意識しておくことをおすすめします。

時計、アクセサリー

腕時計を付けておくことは問題ありません。

制服やスーツにも合う、華美ではない腕時計は誠実な印象を与えます。

ただし、面接中に何度も腕時計を確認することがないようにしましょう。

その他のアクセサリーについては、結婚指輪を除いて全て外して面接に臨んでください。

面接というフォーマルな場で違和感を持たれないようにするには、装飾品はシンプルかつ少ないのがおすすめです。

マスク

マスクは白色のシンプルなマスクを用意しておきましょう。

移動中や待機中に紐が切れたり汚れたりしても良いように、複数枚を用意しておくことがおすすめです。

また、面接前に新しいマスクに付け替えるのがおすすめです。

髪型の乱れを直せるように鏡の前で、マスクを付け替えるようにしてください。

加えて注意したいのが、マスクをしたときの「声量」を日頃から意識してください。

面接官にしっかりと届く声量を意識して、面接練習を繰り返すようにしましょう。

眼鏡、コンタクト

普段から着用している眼鏡やコンタクトをそのまま着用するのは、基本的に問題ありません。

ただし、派手なフレームや珍しい形の眼鏡は、できるだけ避けるほうが無難です。

また、カラーコンタクトはフォーマルな場にふさわしくないので避けましょう。

視力を補うためのシンプルな眼鏡やコンタクトで面接に臨みましょう。

まとめ

本コラムでは、医学部受験の面接にふさわしい服装を解説しました。

不安を持たずに医学部受験の面接に臨めるよう、さまざまなポイントで身だしなみを整えておくことが重要です。

全てのポイントに共通しているのは、身だしなみが面接というフォーマルな場にふさわしいかどうか、そして医学部生としてふさわしいかどうかです。

判断基準をしっかり理解したうえで、医学部受験の面接の準備に入りましょう。

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この記事の監修者 山崎 敬太

山崎 敬太

筑波大学人間学群心理学類 卒業。

大学卒業後、英語講師として、難関大・医学部・看護学部・看護学校の志望者計300名以上に指導経験をもつ。

その後、小中高生向けキャリア教育事業の施設長として、生徒やご家族へ進路の相談援助を実施。

現在は医学部・看護学部・看護学校受験向けメディアのライターとしても活動中。

医学部や看護学部・看護学校の受験生に向けて、役立つ入試情報等を発信。