多くの医学部では志望理由書の提出が課せられています。

ですが大半の受験生にとって志望理由書を書くことは慣れていないことがほとんどだと思います。

今回、このコラムでは医学部入試での志望理由書の書き方をいくつかのポイントに分けて解説していきます。

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医学部入試の志望理由書とは

医学部入試では、出願時に志望理由書の提出が必要なことが多いです。

なぜ医師になりたいと思っているのか、なぜこの医学部を受験しようと思ったのか、などを数百字程度で伝えるものです。

志望理由書は主に入試の面接時に面接官が参考にします。

志望理由書で面接官が疑問に思ったことなどは実際に質問されることもあります。

特に推薦入試やAO入試などでは、面接など筆記試験以外の部分が重視される傾向があります。

ですので、手を抜かずにしっかり書き上げることが必要です。

志望理由書を書く前にまとめておくべきこと

志望理由書で試験官が知りたいことは主に3つです。

  • なぜ医師になりたいのか
  • なぜこの大学を志望するのか
  • 理想の将来像

これらのことについては自分の中でしっかりと答えを作っておきましょう。

なぜ医師になりたいか

『なぜ医師になりたいのか』は、医学部の志望理由書において最も大切な問いの一つです。

医師になりたい理由というのは人それぞれです。

自分が小さい頃に大病に罹ったから、親族にがんで亡くなった方がいた等、動機を持っている受験生はそのままその思いを志望理由書に書くと良いと思います。

ですがそういった志望動機がない受験生もいると思います。

その場合でも完全な作り話をするのではなく、あくまで自分の本心から出た思いを大切にするべきです。

なぜこの大学を志望するのか

なぜ他の大学ではなくてこの大学を志望するのかは志望理由書だけではなく面接でも非常によく聞かれることです。

自分のなかでまとめておいたほうが良いでしょう。

その地域の出身者であれば『出身地域に医療で貢献したい』ということが言えますし、そうでなければ『志望する医学部における特徴的な授業が受けたいから』といった理由で回答するのも良いでしょう。

理想の将来像

将来医学部を卒業してどのような医師になりたいかを考えることも重要です。

医師といってもさまざまな診療科に属する医師がいますし、医師全員が病院で患者さんを治療するわけでもありません。

人数は少ないですが国家公務員になって医療政策を考える医師やご遺体から死因を究明する法医学の医師になる人など多様な選択肢があります。

それらの中から自分がどんな仕事をしたいのか考えておく必要があるでしょう。

書き方のポイント

構成を決めてから書き始める

志望理由書を読む職員の方に読みやすいように、文章は流れを作りまとまりのある文章を書いていくことが重要です。

普段から文章を書く人以外は、いきなりある程度の文を書き始めるとまとまりのない文章になりがちです。

ですので、段落ごとになにを書くのか、段落の前後はスムーズに繋がりそうかに注意して文章の骨組みを決めましょう。

嘘は書かない

良い志望理由書を作りたいからと言っても嘘を書くのはやめましょう。

本当の話であれば面接でそのことについて質問された時にきちんと受け答えできるでしょうが、架空の事ついて書いてしまうと聞かれたときになにも話せなくなってしまう状況もありえます。

読みやすさを意識する

読み手のことを考えて読みやすさも意識しましょう。

段落は一文字あける、一文を短く区切る、など細かい点で読みやすさは変わってきます。

意識して志望理由書を書いてみましょう。

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志望理由書に役立つ文章構成パターンの例

志望理由書を書く際に役立つ文章構成パターンの例を1つ解説していきます。

①医師を志した理由

まず、医師になりたいと思った理由を書きましょう。

具体的なエピソードを交えるとより興味深い文章になります。

人を助ける職業はたくさんありますがどうして医師になりたいのか等、医師になりたい熱意を込めて述べるといいでしょう。

②理想の将来像

医師を志した理由を踏まえて、具体的にどのような医師になりたいのかとその理由を書いていきましょう。

具体的な将来像が述べられていることで、読み手は本気で医学部に入りたいんだという熱意を感じるでしょう。

③大学を志望する理由

大学のどの部分に惹かれて志望したのかを書きます。

ほかの大学にはない特徴的な授業や制度を挙げるとよいでしょう。

①医師を志した理由や②理想の将来像に絡めた内容が書ければ、より説得力のあるものになります。

④大学でやりたいこと

大学に入ったらやってみたいことを述べます。

勉強をがんばるというのは当然のことなので、どんな研究がしたいのか、どんな課外活動をしたいか、について書くと良いでしょう。

⑤まとめ

まとめとして、最後にこの大学の医学部に入学したいという熱意を1、2文で述べましょう。

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